メチレンブルーは、観賞魚の病気の治療薬として使われている一般的な魚病薬です。
観賞魚の健康管理のために、多くのアクアリストが常備しています。

メチレンブルーは販売中止したの?
- メチレンブルーが販売中止って本当?
- メチレンブルーが販売中止といわれている理由は?
- メチレンブルーはどこに売っているのか?
- メチレンブルーの代替品はある?
では、なぜメチレンブルーが販売中止だといわれているのか、気になりますよね。
またメチレンブルーが売っている場所も調査したので、ぜひ参考にしてください。
\ メチレンブルーはまだ売っています! /
メチレンブルーってどんな商品?


メチレンブルーは、観賞魚の白点病・尾ぐされ・水カビ病に効果のある治療薬です。
水に希釈して魚を薬浴させるだけなので、初心者でも簡単に扱うことができます。
ただ、水草や藻を枯らしたり、水をきれいにしてくれるバクテリアに悪影響を与えたりすることもあるほどの高い殺菌効果があります。



病魚を別容器に隔離して使用するのがおすすめです。
メチレンブルーが販売中止といわれている理由は?


メチレンブルーが販売中止になったといわれている理由はこちらです。
- 人気の高さゆえの一時的な在庫切れ
- 原材料不足による影響
くわしく見ていきましょう。
1.人気の高さゆえの一時的な在庫切れ
強い殺菌効果とより扱いやすさから、メチレンブルーは人気の高い商品なので、売り切れになっている店が多く、なかなか購入できない場合があります。
メダカブームからか、メチレンブルーなどの薬品が売り切れの店舗を良く見かけます😅
— メダカの学校 (@medakakouchyou) June 4, 2022
繁殖期や病気の流行などの理由から、メチレンブルーの需要が急増することがあります。
そのため供給が間に合わず、どこの店舗でも売り切れ状態になってしまい、販売が中止したと勘違いされた可能性が考えられます。
2.原材料不足による影響
2019年頃に、メチレンブルーの原材料が世界規模で不足したため、製造ができず欠品する事態が生じました。


原材料が不足した影響で、「グリーンFゴールド」「トロピカルN」などメチレンブルー以外の観賞魚用医薬品も入手困難でした。
SNSでは、「メチレンブルーが売ってない」「買えない」という声が多く、販売中止になったと思われていました。
勘違いされたまま、販売中止の噂が広がったことが考えられます。
メチレンブルーはどこに売ってる?買える店舗まとめ


メチレンブルーがどこに売ってるのか調べたところ、以下の店舗で販売されていました。
- ペットショップ(特に熱帯魚や金魚の取り扱いがある店舗)
- ホームセンター(カインズ・コーナンなど)
メチレンブルーは観賞魚の取扱いのあるペットショップやホームセンターで販売しています。
ペットショップであれば、疑問点は店員さんに聞いて解消できるので、鑑賞魚の飼育が初めての人でも安心です。
ただ、店舗によっては在庫数が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
最寄りのカインズでメチレンブルー大量に売られてた🤪 pic.twitter.com/RThlgJx23b
— ほちメダカ (@MDK_no_beginner) April 29, 2021
メチレンブルーはネットでも手に入るようなので、購入したい方はぜひチェックしてみてくださいね。
メチレンブルーは代替品や類似品はあるの?


メチレンブルーがなかなか手に入らないなら代替品や類似品を探してみましょう。
メチレンブルーの代替品(類似品)はこちら。
- 【日本動物薬品】グリーンFリキッド
- 【日本動物薬品】アグテン
【日本動物薬品】グリーンFリキッド
グリーンFは、主に白点病・水カビ病・尾ぐされ病など細菌性感染症に効果のある治療薬です。
粉末タイプ・液体タイプ・水草水槽にも直接添加できるタイプなど薬の形状が色々とあり、水槽のスタイルに合わせて使えるのも嬉しいポイントです。
また、市販されている魚病薬のなかでも歴史の深い薬で、多くの観賞魚に使用できるため、家庭での常備薬としても人気があります。
去年生産中止になった貴重なメチレンブルー水溶液が残り少なくなって、しょうがないからお高めのグリーンF買ってきた… pic.twitter.com/UPZGwH4E2e
— 養分戦士こもうり (@buhiwanko1) July 24, 2020
【日本動物薬品】アグテン
アグテンは、白点病や水カビ病などに効果を発揮する強力な治療薬で、マラカイトグリーンを主成分としています。
水草やバクテリアに影響を与えにくく、本水槽でも安心して使用できるのが特徴です。
また、効果が高いにもかかわらず価格が手ごろで、コストパフォーマンスに優れている点も人気の理由です。
白点病にはやっぱりこれ、
— 生き物屋PooL (@ikimonoyapool) December 7, 2023
色々入ったメイン水槽の白点病治療は、水温上げて、マラカイトグリーン系の投薬が効きます。
違いを知らずに少し安いメチレンブルーを、メイン水槽に投入すると泣きをみますのでご注意下さい。扱い方と用途がちょっと違います。
魚用の治療薬は、法律的にも立派な薬 pic.twitter.com/BegJDIuxYY
メチレンブルーのよくある疑問
メチレンブルーについてよくある質問をまとめました。
- いつ発売された?
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はっきりとした年月日はわかりませんでした。
調査したところ、1973年に承認されたという記載があり、この頃に発売されたと考えられます。
- なにが人気?
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白点病など複数の病気に効果があり、水に溶かすだけで使える手軽さにあります。
さらに、魚にやさしく初心者でも安心して使える点も支持されています。
- 人体への影響はある?
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可能性は大いにあります。
目に入った場合は、直ちに水でよく洗い流し医療機関で受診してください。
服や皮膚に付いた場合は、速やかにたくさんの水で洗ってください。
- 薬局にも売ってる?
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一般的なドラッグストア(薬局)では販売されていないことが多いです。
- 飲むことはできる?
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飲むことはできません。
誤って飲み込んだ場合は、すぐに医療機関で診察を受けることを発売元の日本動物薬品株式会社は注意喚起しています。
- 入れすぎても大丈夫?
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用量は厳守してください。
規定量を超えると、魚の状態を悪化させる可能性があります。
まとめ
今回は、メチレンブルーが販売中止しているのか、ウワサの理由について調査しました。
メチレンブルーは、観賞魚の白点病や尾ぐされ、水カビ病などに幅広く対応できる治療薬です。
水に簡単に溶ける水溶液タイプで、初心者でも扱いやすいのが大きな魅力です。
魚が体調を崩したときにすぐ使用できるように、早めに準備しておいてはいかがでしょうか。